小学校の英語教育に取り入れられているモジュール学習とは
英語のモジュール授業のメリット
まず、「モジュール授業」の定義とはなんなのでしょうか。
学校によって時間の定義は様々なようですが1回15分程度の授業のことを指します。
45分の授業時間をまるまる捻出することは難しくても15分であれば比較的容易に確保できることから朝や昼の時間に授業を設けることを目的として作られたものです。
この「モジュール授業」のメリットはなんなのでしょうか。
仮に1回のモジュール授業を15分と仮定します。
短時間で反復、繰り返しをすることは学習意欲が途中で下がってしまうことを防ぎ、意欲的に授業に取り組むことができます。
また、新しいことを覚えることは反復することによって、より記憶がしっかりとする、ということがあります。
1時間を通して反復するよりも、少しインターバルを置きながら繰り返すほうが、より効果的に学習できることは間違いありません。
適度に休息をとりつつ、意欲を保ちながら勉強に向かうように心がけましょう。
モジュール授業のデメリット
ではこの「モジュール授業」のデメリットはなんなのでしょうか。
それは単純で「教員の多忙化」です。
単純に授業回数が増えるので授業・教材準備もおのずと増えてきます。
ただでさえ教員の多忙化が懸念されている昨今に対しては大きな打撃を与えることになるでしょう。その理由は「多忙化」や「ALTとの英語でのコミュニケーションができない」などの理由が挙げられるでしょう。
そこにモジュール授業を取り入れ採用するとさらにその問題が大きくなることは容易に想像がつきます。
これによりさらに多忙化が深刻になりコミュニケーション活動を深める作業の時間が減る心配があります。
また、実際に自宅で勉強をする場合でも、時間配分やお子様が意識して継続することが難しいというところがあります。
外部や塾からの指導など、整った環境であれば十分に実践をすることができるでしょうが、単独で行うにはいろいろと準備をすることが多くなってしまい、大変な側面もあります。