幼児から英語に触れておくと英語の聞き取り能力が身につく
言語の習得は早い内に
日本人は英語の聞き取りを苦手としていますが、外国人にとっても日本語の聞き取りは難しいことでしょう。
母国語以外の言葉を聞き取ることが難しいのは、どの国でも同じことです。
その理由は、どの国でも幼児期に聞いていた言葉がその国の言葉だったから。
逆に言えば、幼児期によく聞いていた言語ならば大人になった後も聞き取りに苦労することはないでしょう。
言語を覚えさせるならなるべく早い内から始めた方がよいとは良く言われますが、実は人の脳は13歳を過ぎてしまうと発達が止まってしまうということも科学的に証明されつつあります。
特に言語は、日常的に用いられるためか13歳を待たずに、10歳くらいで既に手遅れになりがちです。
ある程度成長した子供の脳には、すでに英語を迎え入れるだけのスペースが残されておらず、狭いスペースに無理矢理押し込むような学習になってしまうからと考えられています。
その点、幼児から英語に触れていれば、脳内に日本語とは別の英語で考えるための領域を確保することができるため、スムーズに言語を習得することができるようになるのです。
聞き取りはもっと早い内に
英語教育を始めるのは早ければ早いほど良いですが、こと聞き取りに関しては幼児期の耳の形成が非常に大切になってきます。
日本人は良くLとRの発音の違いを聞き分けられないと言いますが、幼児期から根気よく英語を聞かせ続けることで、あっさりと聞き分けることもできるようになります。
加えて、それを音にして出すことも幼児期からやっていれば容易です。
幼児期に英語教育を受けていたかいないかは、読み書きよりも聞き取りと発音に顕著に出てきます。
英語の聞き取り能力は大人になってから身につけようとしても、どうしても論理的な思考が働いてしまって、感覚的に聞き分けると言ったことができません。
幼児期の英語教育には、自然な英語の中で頑張らなくても聞き取れる力を育てる効果があるといえるのです。