幼児の英語教育でやってはならないこととは

幼児にとって大切なのは正しい英語と思考力

将来のために、子供に英語を身につけさせてやりたいと考える親はたくさんいます。
家庭でも、英語教育に興味を持つよう工夫している方は少なくありません。
しかし中には、幼児の英語教育にとっては、よくないこともあります。
たとえば、「アイスゲットしてラッキーだね」、「このケーキ、ママとシェアしようか」のように、会話の中に英単語を混ぜて使うことは、幼児の英語教育にとってはやってはならないことの一つと考えられています。
幼児は言葉を混乱したまま覚えてしまうので、子供の前でやってはならないのです。
言葉が混乱したままでは、思考力の要となる母国語が育ちません。
人間は言葉を使ってものごとを考えますが、母国語の語彙が豊かでないことには、思考は深められないからです。
その意味で、母国語を混乱させる英語教育は、やってはならないやり方です。
母国語の語彙の数を増やすためにも、幼児の前で日本語と英語を混ぜて使うことはよくないことだと考えておいたほうがよいでしょう。

幼児の英語教育に必要なのは正しい英語の聞き流し

英語圏で生まれた子供は自然に英語を話します。
幼児は環境の中で使われている言葉を覚えるからです。
その意味で、ノンネイティブの親の英語を聞かせることは幼児にとってはおすすめできない方法です。
どうすれば、英語のネイティブでない親が幼児に、正しい英語教育をしてやれるのでしょうか。
それは、ネイティブの英語を大量に聞き流す環境を作ってあげることです。
しかし、そうした環境は、ご両親が英語ができない場合には、作るのは難しいでしょう。
その場合は、英語教室を探して通わせることで、英語環境に慣れさせることができます。
英語教室で英語を学び、親が日本語を教えることで、言葉が混在するという悪い条件はクリアすることができます。
やってはならないことを避けることで、豊かな母国語も、自然な英語も身に着けられるようになります。