「ハロウィーン」の由来を正しく理解して英語パーティを楽しもう

ハロウィーンは異文化交流の絶好の機会

ハロウィーンは異文化交流の絶好の機会

近年、ハロウィーンは日本でも一大行事のひとつとなりました。
外国の文化を取り入れて日本独自のものに変えていくスタイルは、日本人の賢さでもあり良さでもありますが、単なるお祭り騒ぎで盛り上がることだけに夢中になってしまうのは、少しもったいないとも言えます。
あらゆる文化には歴史があり、物語があるものです。
なぜハロウィーンという行事が生まれたのか、それを知ってイベントに参加するのとそうでないとのでは、大きな違いがあるでしょう。
また、日本人同士で楽しむパーティも悪くありませんが、せっかくの異文化交流であるわけですから、海外の人と英語教育の一環として行うことができれば、様々なメリットがあります。
英語教育を勉強として堅苦しく捉えるだけでなく、歴史的に奥深く、それでいて楽しいものという印象が得られれば、英語教育にとって大きなプラスになることでしょう。
実はハロウィーンの歴史には、日本の文化にも通じるところがあるのです。
お互いの国の文化を英語で語り合うことができれば、まさにグローバル社会のコミュニケーションと言えるでしょう。

歴史と文化を英語で語ろう

歴史と文化を英語で語ろう

ハロウィーンの歴史は2000年以上も前の古代にまで遡ります。
由来はケルト民族の収穫祭と言われています。ケルト民族の中では11月1日から新しい1年が始まると捉えられてきました。
その前日、1年の終わりの10月31日に、この世界に恨みのある悪霊たちが、一生懸命に耕した作物を荒らしたり人間の生活を脅かすためにやってくると考えられていたのです。
その悪霊たちを追い払うために、かがり火を焚いて魔除けの仮面を被って踊ったと言われています。
この文化が歴史的な流れでキリスト教徒に広まり、今では殉教者の記念日ともされています。
霊を慰めるためにお菓子を差し出し、家の中に入ってこないようにカボチャをくり抜いて作ったランプの「ジャック・オー・ランタン」を玄関先に飾ります。
さてこのようなハロウィーンの歴史は、日本の文化にも通じるものがあります。
同じく死者を祀る行事として、日本には「お盆」があります。
ただし、お盆でやってくるのは悪霊ではなく、先祖の霊です。
英語教育においては自国の文化を伝えられる力も大切なので、死者の魂の捉え方の違いなどをパーティで論じれば、素晴らしい英語教育になることでしょう。


ページトップへ戻る

PAGETOP