幼児期から消えない英語力を身につけるには
小さい頃に学んだ英語を忘れる
幼児期から英語教育を行い、将来に役立てたいと考えている保護者も多くいるでしょう。
しかし、成長するにつれて忘れてしまう子どもも少なくありません。
例えば、小さい頃に英語を学んでいたのに、中学生の授業では役に立たなかった、簡単な会話はできていたのに、いまは全くできない、などということは意外に多いものです。
せっかく幼児期から始めたのに、身にならないで終わってしまうのは、保護者にとっても残念です。
英語力が消えないように学ばせる方法を知っておきましょう。
そもそも、英語力が消えてしまう理由は、幼児期に学ばせた英語が身についていないからです。
日本語のように、日常で使う言語として教育しなければなりません。
右脳と左脳
一度、幼児期に身につけた英語を、すっかり忘れてしまうケースも少なくありません。
幼児期の数年間は外国で過ごし、その後日本へ帰国した子も、帰国したら日常生活で使う言語が英語から日本語になることが多いです。
学校でも日本語を使い、家庭でも日本語を中心に会話をすると、幼児期の英語力は消えます。
一度、身につけた英語力を消えないようにするためには、日常生活でも英語を取り入れて会話をすることです。
英語の本を読ませたり、英語のアニメを見せたり、おもちゃは英語が学べるものを選ぶなど、自宅でも英語に触れさせる時間を増やさなければなりません。
また、幼児期は右脳が主に機能していますが、成長すると言語や論理性を司る左脳が働くようになります。
左脳が未発達な状態のまま右脳で英語を処理すると、成長して左脳が優位に動くようになった時に、その能力を発揮することができなくなるのです。
逆に左脳で英語を処理していれば、成長しても消えない英語力となります。
また、右脳で処理した英語の能力を左脳へ移していくことが大切です。
例えば、耳から聞いた英語を文字に置き換えるなどです。
リスニングで英語がわかるようになったら、リーディングから英語がわかるように教育すると、消えない英語力となります。
工夫次第で幼児期に学ばせた英語が将来にも役立たせることができるため、教育方法を見直してみてはいかがでしょうか。